おしらせ アーカイブ

游歩塾「『セックス&ザ・シティ』の文化史」

第二期游歩塾の第二弾、「乙女カルチャーの伝道師」山崎まどかさんによる講座が始まります。
映画や雑誌を通じた女性カルチャー史。ご本人も「めちゃめちゃ力を入れて準備しております。」とのことですので、どうぞお聞きのがしないよう、ご期待ください!

【講座概要】
何故『Sex & The City』のヒロイン、キャリー・ブラッドショーの職業はコラムニストなのか。ヴォーグの編集長アナ・ウィンターをモデルにした「プラダを着た悪魔」の背景にあるものは? 二十世紀アメリカの女性誌を支えた名物編集者たちとそこから派生したベストセラーの書物や映画から、「都市に生きる女性」の華やかな大衆史を、映像などの資料を使って読み解いていきます。

【講義日程】
3/26(金)、4/23(金)、5/28(金)、6/25(金)
各日19:30~21:30

【講師プロフィール】
山崎 まどか(やまさき まどか)

東京都出身。清泉女子大学文学部卒。女子文化をキーワードに映画・音楽・書籍について執筆活動をおこなう。著書に『オードリーとフランソワーズ 乙女カルチャー入門』(晶文社)『女子映画スタイル』(講談社)共著に『ハイスクールU.S.A.』

■定員

各クラス20名。先着申込順受付。

■受講料

1コマ3000円。ただし全四回通期でのお申し込みは一回分サービスで9,000円となります。

以上、詳細およびお申し込みはこちらから。

【書評掲載】『黒い犬』が共同通信の記事で配信中

『ぼくのなかの黒い犬』『わたしとあなたと、黒い犬』が共同通信による記事として配信されました。静岡新聞を皮切りに、全国各地の新聞の家庭欄にて順次掲載されています。

記事の中では著者のマシュー・ジョンストンさんの近影とコメントも引用されています。

游歩塾「初期アニメーションの世界」

昨年好評のうちに第一期3クラスを終えた游歩塾。第2期は来月スタートです。
まずはバンド「かえる目」でも活躍中の細馬宏通さんによる初期アニメーション講座

【講座概要】

ジェームズ・スチュワート・ブラックトンによる世界最初のアニメーション・フィルム作品は、黒板を使ったコマ録り映像でした。ですが、では何故そこで黒板が使われたのでしょうか。黒板が書いて消すのに便利だったから? いや、どうやら理由はそれだけではないようです。本講座は20世紀初頭におけるアニメーションの背景となった同時代の文化や視覚表現を踏まえつつ、20世紀中期までのアニメーション史を捉え直す試みです。映像史や映像と音楽との関係に興味のある方を歓迎します。

【講義日程】
2/12(金)、3/19(金)、4/9(金)
各日19:30~21:30

【講師プロフィール】
細馬 宏通(ほそま ひろみち)
細馬宏通

1960年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学)。滋賀県立大学人間文化学部教授。専門はコミュニケーション論。
著書に『浅草十二階』『絵はがきの時代』『絵はがきのなかの彦根』など。
バンド「かえる目」を率いての音楽活動も精力的に行っており、CD『主観』『惑星』などをリリースしている。

■定員

各クラス20名。先着申込順受付。

■受講料

1コマ3000円。全3回通期でお申し込みいただければ一回分サービスで6,000円。

以上、お申し込みおよび詳細はこちらからどうぞ。

【フェア】あおい書店横浜店様

現在、あおい書店横浜店様にて『ぼくのなかの黒い犬』フェアを展開していただいております。
お近くまでおこしの方は是非お立ち寄りください!

あおい書店

blog091207a.JPG

「レコーディング・ミュージックの光と影」最終回

高橋健太郎さんの講義「レコーディング・ミュージックの光と影」最終回。前回はほぼ80年代の話だったわけですが、最後は現在にいたるデジタル技術にまつわる話になるかと思います。録音の現場はもちろんのこと、ネット配信に絡んだ著作権についての話まで、現在進行形のアクチュアルな内容になるのではないかと。

「レコーディング・ミュージックの光と影」最終回
12/8(火) 19:30~21:30
メディア総合研究所 本社会議室(地図

受講料:3000円
お申し込みはこちらから


以下、高橋さんのTwitterより引用

過去5回は映像を見ながら話すスタイルでしたが、今回は現代の話になりますので、スタイルを変えます。 録音技術の変容と音楽表現の変化について、19世紀からの歴史を咀嚼しつつ、デジタルな複製技術の発達によって、音楽家が、音楽産業が、ひいては音楽文化〜人間の生活がさらされている昨今の状況について話すことになると思います。必然的に著作権を巡る問題についても。

【雑誌掲載】ランナーズ 1月号

ランニング雑誌「ランナーズ」2010年1月号の「心のストレスに効くランニング」という記事の中で、『僕とうつとの調子っぱずれな二年間』著者の三保航太さんの談話が掲載されています。

B002W821T6ランナーズ 2010年 01月号 [雑誌]
ランナーズ 2009-11-21

by G-Tools

游歩塾講義内容 「レコーディング・ミュージックの光と影~エジソンからレディオヘッドまで~」第5回

連休明け、11/24(火)には高橋健太郎さんの講義『レコーディング・ミュージックの光と影』第5回を行います。
前回ようやく60年代に到達しつつビートルズについては冒頭でさらっと触れただけでほぼスルー、代わりに当時世界中で同時発生的に登場したマッド・エンジニアとでもいうべきレコーディング・プロデューサーたちを取り上げました。ようやく比較的なじみのある名前が出てきた感じだったかと思います。

今回は70年代以降が扱われることになり、たぶんCDが登場するようなあたりまで進むかと思いますけれどもおそらく前回の講義の際に「音の良さ」という意味でのレコーディング技術の頂点を迎えてしまっています。
これ以降も、効率・利便性という点では発達していく録音にまつわるテクノロジーの数々ですが、必ずしも「音の良さ」という点では「進歩」とはいえないのかもしれません(CDにしても、録音媒体の歴史の中で見ると明らかに音が悪くなっているわけですし)。

さらに言うならば、現在「Otodoy」というサイトを通じてCDをはるかに上回る高音質音源の配信事業にも携わっている高橋さんだからこそ見えているテクノロジーの発達と「音の良さ」の関係というものがあると思いますので残り二回となりましたがますます目が離せないのではないかと思います。

どうぞお見逃しなく、お申し込みはこちらから!

【イベント】未来のダンスを開発する発売記念トーク

ブレインズ叢書新刊『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』刊行を記念して、ブックファースト新宿店さんにてトークイベントを行います。

---------------------------------------------
ART discussion8
『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』発売記念
木村覚さんx佐々木敦さんトークイベント開催!ゲスト:桜井圭介さん
ブックファースト新宿店・1Fブルースクエアカフェ内イベントスペース
11/29(日)午後4時~午後5時30分

参加ご希望のお客様は、ブックファースト新宿店・地下1階Aゾーンレジカウンターにてイベント参加整理券(500円税込)をお買い求めくださいませ。

---------------------------------------------
なんと、ゲストに桜井圭介さんをお招きしました!桜井さんがいとうせいこうさん・押切伸一さんとの共著で発表した『西麻布ダンス教室』が日本のダンス批評におけるひとつのメルクマールであるということは、ブレインズ叢書第一弾である佐々木敦さんの『「批評」とは何か』の中でも指摘されていることですが、今回の『未来のダンスを開発する』は確実にそれを継ぐような、今後ダンスや身体表現をめぐる言説において避けては通れない一冊になっていると思います。
ということで、ここで木村さん、桜井さん、佐々木さんがダンスについて語り合うことからは確実に「未来のダンス」へとつながる知見が導き出されることでしょう。どうぞ奮ってご参加ください!

【游歩塾】「スターのホロスコープ」第五回は今週火曜日&「レコーディング・ミュージックの光と影」日程変更のお知らせ

湯浅ちぐみ「スターのホロスコープ」、前回はカップル特集という感じでいろんな意味で「話題の」カップルの相性を中心に見ていきました。とりあえず高城・沢尻夫婦の驚異的な相性のよさが印象的だったかと。

ここのところ新たに参加される方が増えているのでいったん「ホロスコープの見方」のおさらいも簡単にやってもらおうかなと思っています。ですので、もう5回目ですが今回からの御参加も歓迎、ということで来週火曜日(11/10)19時半より本社会議室にて行いますのでよろしくお願いいたします。

■そして高橋健太郎さんの「レコーディング・ミュージックの光と影」第5回については11/17(火)の予定でしたが、講師の都合で11/24に変更になりました。こちらはいよいよ70年代に突入します。こちらもよろしくお願いいたします。

本日、「レコーディング・ミュージックの光と影」第4回

本日、弊社にて高橋健太郎さんの講義「レコーディング・ミュージックの光と影」の第4回が行われます。
前回は40年代を中心として、テープレコーダーとレス・ポール伝説の真実、デューク・エリントンによるビートルズより20年早かった驚異のコンセプト・アルバムなど比較的ジャズよりの話題が多かったように思います。そんな中でさらりと触れたのがエルヴィス・プレスリーだったり。
そして第4回ではそれを受けて「ティーンネイジャーの文化」としてのロックの時代について語られることになるかと思います。

おりしもビートルズのリマスター盤が発売されて大ヒットしている現在ですが、これまでむしろ「ビートルズが初めてやったことというのは意外と少ない」ということを掘り起こしていくような内容になっています。いよいよ我々にとっても身近な音楽が登場してきますが、おそらく今回も様々な形でそのイメージを覆す内容になるのではないかと。

ということでまだ残席ありますのでよろしければ!

游歩塾講義 「レコーディング・ミュージックの光と影~エジソンからレディオヘッドまで~」第3回は本日です!

8月に行われた第2回は1920年代から1940年代まで。ドイツとアメリカにおける対照的なマイク開発とテープレコーダーの登場。レコーディング・アーティストの元型としてのビング・クロスビーと大規模PAを用いた「ロック・スター」の元型としてのヒトラーの対比。一般的に言われる「マイクの発達により小さい声で歌った録音が可能になった」というだけにとどまらないビング・クロスビーのきわめて先進的なセンス等々やはり大変濃密な二時間でした。

前回講義の最後にはビング・クロスビーが療養中のレス・ポールにテープ・レコーダーをプレゼントしたことが「多重録音」の始まりにつながった、というエピソードを紹介。奇しくもその数日後にはレス・ポール死去の報。9/8(火)に行われる第3回は、レス・ポールとビング・クロスビーの「美談」の真相に迫るとともに、33回転&45回転レコードの登場を通じたレコード文化の爆発と、激動する時代のダイナミズムが感じられる内容となると思われます。

来週火曜7時半より、本社会議室にて行いますので、よろしくお願いいたします!

游歩塾講義内容 「スターのホロスコープ」第三回

■来週火曜は湯浅ちぐみさんの講義、「スターのホロスコープ」第3回が行われます。

■これまで麻生太郎、オバマ、マイケル・ジャクソン、矢沢永吉等々その時々の時事的な話題にそって人を選びホロスコープを読んでもらってきましたが、はたして次回は誰になるでしょうか。
■タイミング的には総選挙の直後ということもありますので日本の将来を占うような展開になるかも?

■7時半スタートですのでお仕事帰りの方も是非おこしいただければと思います。お申し込みはこちらから。

游歩塾講義内容 「レコーディング・ミュージックの光と影~エジソンからレディオヘッドまで~」第2回は本日です!

7月に行われた第一回は19世紀末から1910年代まで。貴重な音源や写真の数々を参照しながらの濃密な二時間でした。当時の、電気をいっさい使わない録音技術の高さは、驚きの連続だったのではないでしょうか。

7/14(火)に行われる第二回は1920-1940年代。戦争を背景として急速に技術が進歩していく時代です。
ナチ党大会とPAシステムの誕生、ベルリン・オリンピック放送のためのマイク開発競争等々、ヒトラーとビング・クロスビーを主役に迎え、今回も充実した内容が期待されます。

詳細はこちら。残席はまだございますので、どうぞよろしければ!

游歩塾「スターのホロスコープ」第2回は明日!

■游歩塾、各クラスともひとまず第一回の授業を終了しました。8月はそれぞれ第2回の講義が行われます。

■まずは早速ですが明日8/4(火)、湯浅ちぐみさんの「スターのホロスコープ」第2回。第一回では占い全般およびホロスコープの簡単な説明をした後、リクエストを受けて早速ホロスコープの公開リーディングを行いました。

続きを読む »

東京国際ブックフェアに出展します

本日から7/12(日)まで東京ビッグサイトにて開催の東京国際ブックフェア、今年は弊社も版元ドットコム夏祭り@@東京国際ブックフェア』ブースの一角にて出展しています。

会期中はTwitterでの実況も行われます。弊社でも最近ひそかにTwitterアカウントを取っておりますので、なるべく会場からもレポートしていきたいと思います!Twitterアカウントをお持ちの方はこれを機にフォローしていただければと。

版元ドットコムブースは「小間番号4-12」。入り口を入って上のほうを見てもらうと見つけやすいかと思います。私たちも昨日、会場にて棚の用意をしてきました。本日は既に弊社スタッフの吉田が会場入りしているかと思います。ご来場の際には是非お立ち寄りください!

blog090709a.JPG blog090709b.JPG

いとうせいこうさんより『僕うつ』に帯コメントいただきました

先日の発売以来、おかげさまでご好評をいただいている『僕とうつとの調子っぱずれな二年間』ですが、いとうせいこうさんより帯コメントをいただきました! 読まれた方はおわかりかと思いますが、せいこうさんのある言葉が本書の中でも重要な位置を占めています。現在、新しい帯を鋭意制作中。

また、本書の著者である三保航太さんにミュージシャンの山口洋さんがインタビューしてくれています。三保さんのブログには三保さんとはらだゆきこさんの対談も掲載。併せてチェックしてみてください。

blog090623a.jpg

游歩塾 申し込み開始しました!

メディア総研のオンラインストアがオープンしました。
まずはこちらで「游歩塾」受講お申し込みの受付を開始いたします。

今後は弊社刊行の書籍販売や、特典なども考えていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!

游歩塾講義内容 「フーコー『監獄の誕生』入門」

【講義内容】
ミシェル・フーコー『監獄の誕生』は、フーコーの権力論を理解するうえでも、またフーコー以降の現代思想の流れをとらえるためにも、ひじょうに重要な書物です。しかしその内容はとても難解で、わかりやすい入門書もほとんどありません。この講座では、これまでのような部分的であいまいなフーコー読解に見切りをつけ、明確な理論によってこの書物の全容を読み解いていきます。これまでのフーコー研究ではほとんど見過ごされてきた論点にも配慮し、現代思想に詳しくなくても理解できるような画期的なフーコー読解を目指します。

【講義日程】
7/28(火)、8/25(火)、9/29(火)、10/27(火)

【講師プロフィール】
萱野稔人(かやのとしひと)
1970年生まれ。2003年パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。現在、津田塾大学国際関係学科准教授。主な著書に、『国家とはなにか』(以文社)、『カネと暴力の系譜学』(河出書房新社)、『権力の読みかた』(青土社)、『「生きづらさ」について』(雨宮処凛との共著、光文社新書)ほか。

【定員】

各クラス20名。先着申込順受付。

【受講料】

1コマ3000円。
通期でご予約いただいた場合は一回分割引にてお申し込みいただけます。

【申込方法】

1. 弊社オンラインショップにてお申し込みください。
2. 返信メール記載の口座に受講料をお振り込みください。

游歩塾講義内容 「レコーディング・ミュージックの光と影~エジソンからレディオヘッドまで~」

【講義内容】
録音の歴史とそれが音楽文化をどのように変容させてきたかを時代を
おって考察する。

#1 序論
録音技術の発明と聴衆の誕生 

#2 第二次世界大戦以前
複製芸術の時代 戦争と録音技術の結びつき

#3 1950年代
音楽大量消費時代の幕開け レコードの申し子としてのロックンロール

#4 1960年代
LPレコードと録音芸術の確立 ライヴ・ミュージックとの分化

#5 1970年代以後
創造から編集へ ダブ・ミュージックの衝撃

#6 現代
複製芸術とインターネットを巡る問題 未来の著作権の在り方


【講義日程】
7/14(火)、8/11(火)、9/8(火)、10/13(火)、11/17(火)、12/8(火)

【定員】

各クラス20名。先着申込順受付。

【受講料】

1コマ3000円。
通期でご予約いただいた場合は一回分割引にてお申し込みいただけます。

【申込方法】

1. 弊社オンラインショップにてお申し込みください。
2. 返信メール記載の口座に受講料をお振り込みください。

游歩塾講義内容 「スターのホロスコープ」

【講座概要】
スターと呼ばれる人たちは、特別な星のもとに生まれてきたのでしょうか?この講座では、生まれた瞬間の星の配置図(ホロスコープ)を元に、彼らの人物像を考察していきます。

ホロスコープとは、この世に生まれた瞬間の星の配置図のこと。同じ誕生日でも、生まれた時刻や場所が違うと星の位置は異なります。ホロスコープを眺めてみると、ひとりひとりが違う星のもとに生まれ、違う資質や特徴を授かって生まれてきたことが一目瞭然です。

スターと呼ばれる彼らの才能の源はいったいどこにあったのでしょう?彼らが私達に伝えたかったことは? そして、彼らの真意は何だったのか?そんなファン心理にフォーカスしながら、ホロスコープの基本と仕組みをレクチャーしていきます。

ロック界のスターや映画監督、スポーツ選手、カリスマ的な指導者など、各回ごとに違う分野から時代の寵児を取り上げます。全講座が終了する頃には、「スターに限らず、人はひとりひとり違う個性を持っているんだ」ということが腑に落ちるはず。ホロスコープを楽しみながら、自分自身を高めるフィードバックも期待できる内容となっています。

未来を知りたい、あの人のことを少しでも知りたい、自分のことをもっと知りたい。星占いは人々のそういう思いから発達してきました。人が人を理解するための手がかりを占星術に求めることは、人としてごく自然なことです。ホロスコープは非常に精度の高い占いですが、本格的に学ぶには長い時間がかかってしまいます。けれども、ホロスコープに少し触れるだけでも、得られるものはたくさんあります。様々な個性を知るので視野が広がる、自分を客観視できるようになる、人が好きになる、苦手な人を許せるようになる、などです。

ですから、当たる当たらないという目線ではなく、人を理解するために利用する。そして、自分の視野を広げて世界観を塗り変えていく。そういう風にホロスコープとお付き合いいただければと思います。

「やっぱり!」「そうだったんだ!」など、自分がなんとなく感じていた印象をホロスコープから確かめることは、単純に面白いですよ。

【講義日程】

7/7(火)、8/4(火)、9/1(火)、10/6(火)、11/10(火)、12/1(火)

【講師プロフィール】

湯浅ちぐみ(ゆあさちぐみ)
占星術・ヒーリング研究家。天性の直感力を役立てるために様々な占術を習得した後、ヒーラーに。占星術やヒーリングに関するコンテンツの執筆・監修や講師のほか、東京三宿にて96年より個人セッションを行っている。常識と超常のバランス感覚には定評があり、顧客にはアーティストや海外から訪れる人も多い。

前職はJICC出版局(現宝島社)のデザイナーと放送局のOLで子供がふたり。現代レイキマスター(師範)。ハレロミロミ認定セラピスト。考佑整体学院・非常勤講師。

太陽が獅子座で月は射手座。MC(天職)の位置に小惑星ウラニア(占いの神様)が輝くホロスコープの持ち主。北海道出身。武蔵野美術大学短期大学部卒。著書『オーラ美人になる方法』(2008年WAVE出版)

■定員

各クラス20名。先着申込順受付。

■受講料

1コマ3000円。
通期でご予約いただいた場合は一回分割引にてお申し込みいただけます。

■申込方法

1. 弊社オンラインショップにてお申し込みください。
2. 返信メール記載の口座に受講料をお振り込みください。

游歩塾開校します!

メディア総合研究所では私塾「游歩塾」を開校いたします!
時に軽やかに時にハードコアに、様々な分野の知の先端を遊歩し、やがて新たな刺激的な文化が生まれる、そんな場を目指し、まずは第一期として以下の3クラスが7月よりスタート。

■湯浅ちぐみ「スターのホロスコープ」 
 第一回:7/7(火) 以後月一回で全6回

■高橋健太郎「録音技術と二〇世紀」
 第一回:7/14(火) 以後月一回で全6回

■萱野稔人「ミシェル・フーコー『監獄の誕生』入門」
 第一回:7/28(火) 以後月一回で全4回

近日中に詳細発表および受講申し込みの受付を開始いたします。どうぞお楽しみに!

【掲載情報】産経新聞で取り上げられました!

12/20の産経新聞朝刊の【書店員のオススメ】というコーナーにて、ジュンク堂書店新宿店の阪根さんにより『「批評」とは何か?』が紹介されました

批評という営みにおいて出会う問題が、ほぼすべて網羅されている点も秀逸である。

という点を評価していただいたのも嬉しいです。著者の批評観をディープに語る一方で、現在の批評を取り巻く諸問題についてコンパクトにまとめられているという点も読みどころかと思いますので。

年内の刊行予定

■いよいよ11月も終わりに近づきました。もうすぐ一年も終わろうとしているわけですが、弊社編集部は年内にあと三冊刊行!ということで現在大変忙しく仕事をしております。なかなかそれぞれにビッグタイトルなんですよ。ということで軽く予告を。

■まず12月上旬発売の新刊が2冊。批評家の佐々木敦さんが昨年より「BRAINZ」という私塾を主宰してるのですが、その講義録を、まずは佐々木さんのと、『東大のアイラー』でもおなじみの大谷能生さんの分を刊行します。いずれも12月10日くらいまでには書店に並びだすのではないかと。

佐々木敦『「批評」とは何か? 批評家養成ギブス』(本体価格1,600円)
大谷能生『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(本体価格1,300円)

佐々木さんの方は、もともと批評家養成講座みたいな感じの授業だったんだけど、結果として佐々木さんの「批評」観を延々と語る、みたいな本になりました。であるとともに、ある程度現在の批評というもののあり方についてのマッピングの役にも立つ(もちろん佐々木さんの視点から、ですが)。こういう本はちょっとないと思います。

大谷さんのほうは、彼が影響を受けた「批評」を5冊ピックアップし、それを精読していくという内容。批評の対象だけでなく、それを扱う手つき、書き方という部分に注目して丁寧に読み解いていきます。

2冊併せて読むと、ところどころ話題がシンクロしているところもあり(そしてそれは、おそらく今後このシリーズが進んでいくにつれてますますあちこちシンクロしていることが明らかになると思うのですが)、それぞれちょっとずつ見方が違ったりするのも面白いところだと思います(なので全部買ってね!・笑)

■そしてもう一冊は年末になっちゃうかと思いますが、以前より告知だけはしていたノルウェー・ブラック・メタルの最重要文献「Lords of Chaos」の全訳をお送りします。『プリーズ・キル・ミー』『アメリカン・ハードコア』に続く「分厚い翻訳音楽本」シリーズ(笑)。とはいえ今回は500ページを切るので、前2冊ほど厚くはないです。
ヴァーグ・ヴァイカーネスa.k.a バーズムの獄中インタビューをはじめ、ブラック・メタルのヤバい話が満載。なんせ悪魔教会教祖のアントン・ラヴェイにまでインタビューしてますからね!

■ということで、これらの制作が終わらないと年が越せない感じなわけですが、とりあえず速報まで。どうぞよろしくです。

明日よりDirect Contact vol.2

大谷能生+木村覚企画による音楽と身体表現のイベント「Direct Contact」。第2弾が明日より3日間、月島で行われます。

DIRECTCONTACT Vol.2 すべて平等に感じるため、同じ空間に置かれた演奏行為と身体表現

2008.09.09~09.11
OPEN 19:30 START 20:00
Charge 2,000円
会場:TEMPORARY CONTEMPORARY(中央区月島1-14-7旭倉庫2F)

PROGRAM


○大橋可也&ダンサーズ 新作『Black Swan』

09.09~09.11

【出演者、スタッフ】

出演:皆木正純、前田尚子、多田汐里、山田歩
振付:大橋可也
サウンド:牛川紀政

【大橋可也&ダンサーズ プロフィール】

「ダンスとは何か」という問いに立ち向かうことを活動の主題としているダンスカンパニー。その作品は舞踏の振付方法を援用して現代社会における身体のあり方を追求している。
1999年、結成。2000年、「バニョレ国際振付賞2000ヨコハマプラットフォーム」に出場するも、出演者が全裸であるという理由で非公開の審査となる。以降、活動を休止。2003年、活動を再開。2005年、ニューヨークの代表的なアートスペース「The
Kitchen」に招聘される。2008年12月28日には新国立劇場小劇場にて『帝国、エアリアル』を発表予定。

------------------------------
○秋山徹次 3DAYS CONCERT 『Lost Weekdays』

【出演】

Day 1 (9/9) : 「Don't Forget to Boogie extended」
出演:秋山徹次(electric "boogie" guitar)

Day 2 (9/10):「The Stake (for acoustic guitar and electronics)」
出演:秋山徹次(acoustic guitar)、中村としまる(no-input mixing board)

Day 3 (9/11) :「U-Day」
出演:Satanic Abandoned Rock & Roll Society
[秋山徹次(dobro/high frequency)、宮本尚晃(electric guitar/high-mid frequency)、TAMARU(electric bass/low-mid frequency)、ユタカワサキ(synthesizer/low frequency)]


【秋山徹次 プロフィール】

秋山徹次/Tetuzi AKIYAMA(ギター、その他の楽器による即興および非即興音楽
演奏家)
1964年4月13日東京生まれ。

ギターという楽器の持つ特質に、自身の欲求をミニマルかつストレートな形で加
えていくことによる、原始的で即物的な意味合いを含んだ演奏を得意とする。ミ
クロからマクロに至る音量を、繊細に、ときには大胆にコントロールし、身体の
電子化を試る。

------------------------------

【企画】大谷能生、木村覚、長嶺一徹、タマダプロジェクトコーポレーション

------------------------------
【予約・会場お問合せ】

info@space-tc.com
03-3533-0880(アートバンク)
(お名前、人数、お日にちを公演前日までにお知らせください。折り返し予約番号をご連絡いたします。)

------------------------------

68 ジョン・シンクレア来日!

MC5のマネージャーであり、ホワイト・パンサー党の指導者としても活躍したジョン・シンクレア氏が来日し、トークイベントを行います。聞き手は音楽評論家の鳥井賀句さん。

blog080626a.jpg

ジョン・シンクレア・トークショー
2008.6.28(Sat) 17:00~19:00(入場無料/要予約)
at Tokyo Hipsters Club

トーキョーヒップスターズクラブで6/29より開催の展覧会「68」のオープニングイベントという位置づけです。この展覧会も68年シカゴ、カウンターカルチャーの暑い夏を扱ったもので、MC5ファンはもとより60年代カウンターカルチャーに興味のある人、そして現在進行形のG8対抗運動に興味のある人等々、足を運ばれてはいかがでしょうか。

【イベント情報】「小野島 大のロック夜話」vol.21

高円寺の円盤で音楽評論家の小野島大さんが行っているトークイベント「ロック夜話」。「ゲストの愛聴盤を聴きながら、ゲストが自身の音楽史や音楽観を語り尽くすトーク・ライヴ・ショー」というものですが、次回のゲストとしてECDさんが登場します。おそらく『いるべき場所』ライブバージョンみたいな感じになるのではないかと。

以下、詳細です。

円盤
7/20(日)18時半開場 19時開演 
チャージ:1000円(incl. 1 drink)
ゲスト:ECD
司会:小野島大(音楽評論家)

いるべき場所 (Garageland Jam Books)いるべき場所 (Garageland Jam Books)
ECD


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【イベント】5/11出演バンドを映像で紹介!

■ということでいよいよ今週末は出版記念ライブ@新大久保EARTHDOM。イベントに先駆けて出演バンドを映像で紹介します!

Payback Boys
at antinock 081207

Chaos Park

Romanes
Durango95-teenage lobotomy / ロマーンズ
(embedできない設定になってました……。リンク先で確認してください!)

Johns Town Aloha

Jet Boys
I'm in love with rock 'n' roll girl(PV)

ライブ

Smash Your Face
Over Flow

BREAKfAST
20000v 100307

earthdom 040307

2004年のスタジオライブ。古い映像ですがかなり滅茶苦茶なことになってて楽しいですね。

【イベント】Garageland Jam #1/『プリーズ・キル・ミー』『アメリカン・ハードコア』出版記念ライブ

ちょっと刊行から時間があいてしまいましたが、ゴールデンウィーク明けに出版記念イベントを行います。東京近郊のかっこいいパンク/ハードコアバンドの数々が出演してくれることになりました。
一口に「パンク/ハードコア」と言っても様々なスタイルがありますが、今回は結構バラエティに富んだメンツになったかと思います。意外とない組み合わせだと思いますので是非遊びにきてください。

□Garageland Jam #1/『プリーズ・キル・ミー』『アメリカン・ハードコア』出版記念ライブ
■5/11(Sun) Open 18:00/Start18:30
新大久保EARTHDOM(03-3205-4469)
■adv:\1,500/door:\1,800(+1drink)
■出演:
Johns Town Aloha
Payback Boys
Smash Your Face
BREAKfAST
Romanes
Jet Boys
DJ: DJ IIJIMA、DJ TKD、TETSUYA a.k.a.学帽政(TOP GUN)

gj01.JPG

【TV放映】HARAJUKUマグネット

■MTV Japanで放送中の番組「HARAJUKUマグネット」の中で、Your Song Is Goodのメンバーが『アメリカン・ハードコア』を紹介してくれています。「最近ハマってるもの」とのこと。そういえば、元BREAKfASTの酒井さん率いるThe Biteのブログでもそんな話が出てきてましたね!

ON AIR予定日:初回放送 4月22日(火)23:00~23:30
          リピート  4月23日(水)19:00~19:30
                 5月24日(木)17:00~17:30
                    26日(土)11:00~11:30

THE ReACTION E.P.(初回限定盤)(DVD付)THE ReACTION E.P.(初回限定盤)(DVD付)
YOUR SONG IS GOOD 齋藤淳 吉沢成友


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【雑誌掲載】Punk Rock Confidenthal Japan

■NOFXのファット・マイク主宰による「Punk Rock Confidential」誌の日本版に、『アメリカン・ハードコア』の紹介と著者へのアンケートが掲載されています。かなり大量な映像の収録されたDVDも付録でついてくるのでかなりお得な雑誌かと。

blog080418a.jpg

【雑誌掲載】ミュージック・マガジン 2008年4月号

現在発売中の「ミュージック・マガジン」に、ムードマンさんによる『アメリカン・ハードコア』書評が掲載されています!

ちなみに同じページでは『ライフ・アット・スリッツ』の書評も掲載されてますが、これは『いるべき場所』がお好きな方には併読マストな本ではないかと。

MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2008年 04月号 [雑誌]MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2008年 04月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
アメリカン・ハードコア (Garageland Jam Books)アメリカン・ハードコア (Garageland Jam Books)
スティーヴン・ブラッシュ 横島智子


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
LIFE AT SLITS ライフ・アット・スリッツLIFE AT SLITS ライフ・アット・スリッツ
山下 直樹(元スリッツ店長); 浜田 淳


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
いるべき場所 (Garageland Jam Books)いるべき場所 (Garageland Jam Books)
ECD


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【書評掲載】Intoxicate

■現在配布中のタワーレコードのフリーマガジン「Intoxicate」にて、ICC学芸員の畠中実さんが『アメリカン・ハードコア』を取り上げてくださっています。

パンクが持っていた反骨精神を「アート・スクール風能書き」抜きにして、極限まで、あくまでも過激に展開する。それが「ハードコア」の謂いであり、これはその「伝説」を知るための決定版的書物だ。

と評価していただきました!

【書評掲載】エクス・ポ 002

批評家の佐々木敦さんが編集人をつとめる雑誌「エクス・ポ」最新号の中で、佐々木さんが「冬休み読書日記」という記事で『アメリカン・ハードコア』を取り上げてくださっています!

「このあたりに興味を持つリスナーにとっては、今後必須文献となるだろう」とのこと、ありがとうございます!

ちなみにエクス・ポはその高圧縮されたレイアウトが話題ですが前号と比べてかなりすっきりと読みやすくなった気が。デザインは前号に引き続き『いるべく場所』の装丁も手がけてくださった戸塚泰雄さんが担当されています。

blog080314a.jpg

【書評掲載】DOLL 2008年4月号

『DOLL』4月号に、行川和彦さんによる『アメリカン・ハードコア』評が掲載されています。

行川さんといえば名著『パンク・ロック/ハードコア史』をはじめ、やはりハードコアについて語らせたら日本一!な方ですけれども、その行川さんにも絶賛していただきましてほんと光栄至極であります!

DOLL (ドール) 2008年 04月号 [雑誌]DOLL (ドール) 2008年 04月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
パンク・ロック/ハードコア史パンク・ロック/ハードコア史
行川 和彦


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【書評掲載】サンデー毎日 2/24号

「サンデー毎日」2/24号の書評コーナー「一冊の本」で五所純子さんによる『いるべき場所』の書評が掲載されています。

blog080213a.jpg

【書評掲載】「ダ・ヴィンチ」3月号

「ダ・ヴィンチ」3月号の175ページ(音楽コーナー)の宮昌太朗さんによるコラム「音楽を愛でる本」で『いるべき場所』が紹介されています。

ダ・ヴィンチ 2008年 03月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2008年 03月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

『アメリカン・ハードコア』先行販売!

■さて、弊社の今年の第一弾『アメリカン・ハードコア』。書店には来週後半くらいから並びだしますが、実は昨日からシアターN渋谷さんで先行販売を行っていただいています!

■シアターNといえば映画『アメリカン・ハードコア』を上映した劇場なのはもちろん、現在はレイトショーで「TRASH ROCK PICTURE SHOW」と題してGGアリンの映画『全身ハードコア』と『ザ・クランプス 精神病院ライブ』という無茶なカップリングの上映が行われています。私も近々見に行く予定ですが、こないだチラシを納品に行った際に思わずGGのTシャツだけ買っちゃいました。GGのTシャツは何種類もありますが、どれもかっこいいので併せて買うといいと思います。ちなみに早くも売り切れのTシャツも出てきてるそうなのでお早めに!

■『アメリカン・ハードコア』の物販自体は「TRASH ROCK PICTURE SHOW」の後、続けて上映される『UK/DK』の際にも引き続き置いてもらう予定です。劇場にお寄りの際には是非手にとってみてください!

blog080118.jpg

アメリカン・ハードコアアメリカン・ハードコア
スティーヴン・ブラッシュ 横島智子


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ECDさんコラム新連載

Webマガジン「Public Image」内でECDさんと写真家の植本一子さんによるコラム「WE ARE ECD+1」の連載がスタートしています。

またしても赤裸々な……。『いるべき場所』を最後まで読まれた方ならおそらく興味を惹かずにはいられない連載ではないかと。

いるべき場所 (Garageland Jam Books)いるべき場所 (Garageland Jam Books)
ECD


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

『いるべき場所』重版!

おかげさまで好評の『いるべき場所』、売れ行き好調につき早くも重版しました!
一部書店様で注文を保留にさせていただいていましたが、今週にはすべて出荷いたします。多謝!

【書評掲載】インビテーション 2月号

ぴあの月刊誌「インビテーション」の2月号で『いるべき場所』をとりあげていただきました。

評者はミュージックマガジンの斉木さん。ちょうど同時期に発売されたカーネーションの直枝政広『宇宙の柳、たましいの下着』と合わせて紹介されています。

宇宙の柳、たましいの下着宇宙の柳、たましいの下着
直枝 政広 boid


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【書評掲載】日本経済新聞12月12日夕刊

12月12日の日経新聞夕刊、「エンジョイ読書」欄にて、陣野俊史さんが『いるべき場所』を取り上げてくださいました。ご指摘のとおり、個人史でありながらすぐれたカルチャー史であり「日本社会への痛烈な批判」でもある本だと思います。

さまざまな読み方のできる本だと思いますので是非手にとっていただければと。

【雑誌掲載】クロスビート1月号、ミュージックマガジン12月号、週刊読書人12月14日号

ご連絡が遅くなりまくっておりますが、『プリーズ・キル・ミー』は引き続きいくつか書評をいただいています(もう次の号出ちゃう頃ですね、すみません……)。

●クロスビート1月号
クロスビートはロックカップル特集ということで、『PKM』にも登場するカップルが何人か登場していますので、併せて読むと面白いのではないでしょうか。

●ミュージックマガジン12月号
鳥井賀句さんが書評を書いてくれました!賀句さんの場合本に出てくる人たちを直接ご存知だったりもするわけで、力の入った評価をしてくださっています。ありがたいです、ほんとに。

●週刊読書人12月14日付
陣野俊史さんによる書評をご掲載いただきました。トム・ヴァーレイン、そういえばたしかに出てきませんね。

CROSSBEAT (クロスビート) 2008年 01月号 [雑誌]CROSSBEAT (クロスビート) 2008年 01月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2007年 12月号 [雑誌]MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2007年 12月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

新刊『いるべき場所』!!

ベテランラッパーECDが半生を振り返った音楽的自伝『いるべき場所』、近日発売です!

本日見本があがってきました。デザインもかっこよくできてますが、中身もめちゃくちゃ面白いと思います。ぜひ書店で見かけたら手にとってみてください!

071115_1456~001.jpg

【雑誌掲載】「Doll」12月号

おしらせが遅れましたが、「ロッキング・オン」と同日に発売された「Doll」12月号にも『プリーズ・キル・ミー』の書評が掲載されています!

ちなみに今月の「Doll」はブラジリアン・ハードコア特集。南米ハードコアの中でも特にブラジルについては熱狂的なファンの多いジャンルですが、今回の特集もかなり気合の入った感じです。チェックしてみてはいかがでしょうか!

DOLL (ドール) 2007年 12月号 [雑誌]DOLL (ドール) 2007年 12月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
プリーズ・キル・ミー (Garageland Jam Books) (Garageland Jam Books)プリーズ・キル・ミー (Garageland Jam Books) (Garageland Jam Books)
島田陽子


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

blog071102c.JPG

blog071102d.JPG

【雑誌掲載】Rockin' On12月号

「Rockin' On」12月号に、『プリーズ・キル・ミー』の著者レッグス・マクニールのインタビューが掲載されました!

「俺は“パンク本”を書きたかったわけじゃなく、本そのものがパンク、そんな本を作りたかったんだ」

NMWという、ミュージシャン以外の音楽業界関係者へのインタビューを載せるページです。内容もかなり面白いのでチェックしてみてください。

rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 12月号 [雑誌]rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 12月号 [雑誌]


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

blog071102a.JPG blog071102b.JPG

新刊『プリーズ・キル・ミー』近日発売

『ブログ・オブ・ウォー』発売から少々あいだが空いてしまいましたが、今年2冊目の新刊『プリーズ・キル・ミー』が近日発売となります。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、MC5、ストゥージズ、ニューヨーク・ドールズ、パティ・スミス、テレヴィジョン、ラモーンズ、ハートブレイカーズ、ディクテイターズ、デッド・ボーイズ、etc……60年代から脈々と連なるアメリカのパンクの歴史。

本書ではアーティスト、マネージャー、雑誌編集者、裏方、ライブハウス・オーナー、レコード会社関係者、グルーピーなど、シーンを取り巻く様々な人々が登場し、証言していきます。
リアルタイムでシーンに関わった数多くの人々の発言だけを地の文なしで構成し、その中から浮かび上がる有名無名の個人たちが作ってきた「パンク」シーンのドラッグやセックスにまみれた内幕。そのすべてを原題のサブタイトル「The Uncensored Oral History of PUNK」にふさわしく、包み隠さず赤裸々に描いた大著です。

原書は96年に発売されて以降順調に版を重ねており、昨年は「十周年エディション」が発売されるなど、この分野では古典とも言えるポジションを築きつつあります。

今年は「パンク30周年」ということで、様々な形でパンクを振り返る映画や書籍が出ておりますが、そんな中でも現場に直接居合わせた人々の声を大量に拾い、アーティストたちの輝かしい面も泥臭い面も隠さずに記録した本書は資料としても重要なものであるとともに野次馬的な興味も満足させる貴重な一冊となっているのではないかと。

書店に並ぶのは10/5以降、オンライン書店では現在amazonにて予約の受付が始まっております。

僕らの仕える自由の国アメリカへ

◆過去の記事はこちら→ブログ・オブ・ウォー アーカイブ

最後にご紹介するのは、リー・ケリー中尉がイラクのアンバル州中心部で書き続けているブログ「Wordsmith at War」です。戦う兵士たちは確かに変わってしまうが、それでもアメリカは変わらぬアメリカでいてほしいと、ケリーは「僕らの仕える自由の国アメリカへ」というタイトルで記しました。

............................................................................................................
だけど頼むから変わらずにいてくれ。僕らは変わってしまったのだから。

その大陸から出るんじゃない。家を売ってはいけない。犬を手放してはいけない。

その醜さも美しさもそのままに、今のアメリカ人でいてくれ。まばゆい高層ビルも、洪水に飲み込まれた都市も、会社で出世の階段をのぼっていく奴も、生活保護の列に並ぶ奴も。みんなそのまま生きて、与えられた自由を楽しむんだ。僕らはくだらない観念論を振りかざす人間とは違う。君たちが望む場所で働くことができて、望む人に投票し、望む人とつき合うことができるのは、すべて僕らがイラクに送られたおかげだなんて、そんなこと言ってるんじゃない。だけど、いいかい? 君たちがそういう権利を獲得するまでになったのは、長い年月のあいだ多くの人々が努力してきたおかげだ。そして僕らがここで働いていることも、その努力の一環なんだよ。

だから僕らのことを忘れないでくれ。僕らは君たちのことを忘れられないのだから。

僕自身が歩くパラドックスなんだ。僕は仲間の兵士たちを信じているし、軍で働くことを誇りに思っている。カントリーミュージックも嫌いだ。だけどね、もし今、こういう場所で「ゴッド・ブレス・ザ・USA(※)」を聴いたら、あるいはあのトビー・キースの歌(※※)を聴いたら、僕は赤ん坊みたいに泣き出すだろう。そして鳥肌が立つほどの愛国心に駆られるに違いない。基礎訓練の卒業式のときもそうだった、軍隊生活に足を踏み入れ、軍隊の食事や酒や寝床を二ヶ月間経験して、さあこれからだというあの感動。

だけど僕は、自分の子供に同じことをやらせようとは思わない。僕で打ち止めにするかもしれない。僕自身これが終わったら、学校に入りなおして必死でライターの道を目指し、山羊ひげなんか生やしてリビングにどっしり腰かけて、今度アメリカが戦争に行くときには口先だけの革命家になっているかもしれない。ニュースで見かける兵士のためにブログを書き、彼らを支援し、VFWに入って政治情勢を論じ、子供たちに解説し子供たちを守る。そして、そう甘っちょろいものじゃないのに往々にして当然と思われている民主主義の幸せの中で、万人に与えられる自由と正義のもとで生きていくんだ。

そう、それが今の僕のプランだ。だけど何事もそうであるように、僕の計画もすぐ変わる。

また書きます。
お気遣いありがとう、アメリカの皆さん。

                                          (抜粋)

※ カントリー歌手リー・グリーンウッドが歌う愛国歌
※※同時多発テロ後にヒットした「怒れるアメリカ人」

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

朝日新聞に書評が掲載されました!

『ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争』

マシュー・カリアー・バーデン 編著
島田陽子 訳

定価:1995円(税込み)


%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E6%9B%B8%E8%A9%95070715.jpg


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

戦争は戦争でしかない

7/15の朝日新聞に書評が掲載されます!

◆過去の記事はこちら→ブログ・オブ・ウォー アーカイブ

第八章 帰郷

愛する人が戻ってきたとき、たいていの人はすべてが終わったと安堵します。
しかし兵士にとって帰還とは、戦争から無事に生還して終わりというものではありません。
「This Is Your War」のマイケル・デュラン三等軍曹は、帰国して再び普通の状態に戻ることがいかに難しいか、自身のブログに綴っています。

............................................................................................................

僕はハウ通りに面した大きな窓からぼんやり外を眺めていた。
いつもの道路。車。職場に向かう人、仕事帰りの人。母親は子供を乗せて家に帰る。何も爆発しない。自動車爆弾(VBIED)はここにはない。簡易爆弾(IED)もない。これが普通の世の中だ。この場所には死の危険などない。

嘘だらけの世界だ。

「ねえマイク、あなたはこれからどうしたい?」。サンディが僕に訊ねた。
僕はサクラメントの退役軍人センター(※)にいた。一週間前に初めて予約を入れた。
僕は自分を修復しなければいけない、だからここに来てるんだ。故郷に戻って一ヶ月ちょっと経っていた。もうここはイラクじゃない。僕はしばらくじっと、青いブラインド越しに窓の向こうを見つめていた。頭の中は空っぽだった。僕はどうしたいんだ?

いきなり様々な光景が稲妻のように脳裏を掠めた。
口にピストルをくわえたドク。野戦病院(CASH)で黒い遺体袋の中に横たわったデュプランティエ。その目はどんより濁り、スーパーに並ぶ死んだ魚みたいだった。衛生兵たちは彼の喉に管を挿し、なんとか生き返らせようとした。だけどほんとは、もう助からないとわかっていたのだ。狙撃兵の銃弾に胸を打ち砕かれたその瞬間に、彼は死んでいたのだから。僕は吐き気を催し、手で口を押さえながらよろよろとゴミ箱に近づいてかがみこんだ。戦闘用手袋についた吐しゃ物と胃酸の臭いは、任務が終わるまでずっと消えなかった。

「どうしたいって?」。ようやく僕が口を開いたとき、道路のどこかで十八輪のトレーラートラックがエンジンブレーキをかけて停まる音が聞こえた。僕は身体を左右に振りながらその質問を考えた。IEDの爆発する映像がまた頭に浮かんでくる。中尉の乗ったジープが、茶色と黒の混じった砂塵の雲に飲み込まれていく。
「俺は、だから、普通に戻りたいんだ。何が普通だか知らないけど……俺が普通だったことなんかあったのかね」

「とにかくな、ふざけた真似はよしてくれ、な? そこをまずはっきりしとこう」。僕は言った。「俺はさ、あんたなんかよりよっぽど大勢の人間を撃ち殺してんだよ。だから俺に向かって〝義務と名誉と祖国〟とかっていうおちゃらけはやめてくれ。もうたくさんなんだよ……ついでに教えてやろうか? そんなもの存在しないのさ。戦争は戦争でしかない。でな、何がどうなろうが構わねえのが戦争なんだよ」

僕はもう一度窓の外へ目をやった。でもそこに見えるのはハウ通りじゃない。僕の目に映っているのはルート・バーノンだった。僕らが毎日毎日、IEDを探して歩いた道だ。
しょっちゅう僕はうんざりして、ヘルメットを脱ぎハンヴィーのフロントガラスに投げつけた。さっさとIEDが爆発すればいいと思った。いつまでもびくついているより、一気にケリをつけてくれないか。

殺せよ、くそったれ、いいから殺せってんだ。この宙ぶらりんの状態を終わらせちまおうじゃねえか。僕はいつも思っていた。

……それで、これからどうするというんだ?

「俺はうちに帰りたい」

                                          (抜粋)

※退役軍人センター
復員軍人のためのカウンセリングセンター


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

僕は君のもとに戻れない

◆過去の記事はこちら→ブログ・オブ・ウォー アーカイブ

第七章 帰らぬ者


イラク派兵任務を二度満了し、三度目のイラク派兵に向かう途中で命を落としてしまったエリック・フリーマン。彼は、自分にもしものことがあったら開くようにと、出立前に手紙を残していました。世を去ったときにかぎり読むようにと書かれたその最後の手紙が、「Blackfive」で公開されています。

............................................................................................................
ティアラ、

元気でやってるかな。君が今この手紙を読んでいるとすれば、僕は君のもとに戻れないということだ。でも元気を出してくれ。お願いだから僕たちの運命を哀れんだりしないで。ふたりで一緒に過ごせた幸せを思って、そして僕は死ぬまで君を愛していたってことを忘れないで。僕を思い出すときには、こういう結末でなかったら、なんて考えず、僕のために笑顔になってほしい。そして僕たちが過ごした楽しい時間を思い出してくれ。君が僕のことを思って悲しくなるのは嫌だ。僕は君に、僕たちがどれほど愛し合っていたか、どんなふうにふたりで楽しく過ごしたかをみんなに話してほしいんだよ。僕は人から嘆かれるような人生を送っちゃいないんだから。僕の人生は、僕の愛する人たちを幸せにするためにあるんだ。ティアラ、わかってるかい、君は本当に素晴らしい人なんだよ。君のおかげですべてが価値あるものになった。僕にとっては誰より素晴らしい、誰より僕を支えてくれる、愛情にあふれる人だった。君のように僕の胸をときめかせる人はほかに誰ひとりいない。さあ、でももうこの辺にしておこうね。僕が君に望むことは三つだけ。僕の人生と僕たちふたりの愛を祝福してくれ。僕の人生が終わっても君の人生を終わりにはしないで。そして忘れないで、僕は今でも君を愛している。僕たちからその愛を奪えるものなど何ひとつないんだよ。

                            エリック

                                          (抜粋)

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「私の」兵士ではないとわかって安心した

◆過去の記事はこちら→ブログ・オブ・ウォー アーカイブ

第六章 銃後を守る英雄たち

この章は、母国アメリカで兵士たちの帰りを待つ家族や恋人たちが書いたブログが収録されています。

夫の帰国を間近に控えていたウェンディ・マーは、夫がアイオワ州兵としてアフガニスタンに派兵されていた十八ヶ月のあいだに学んだことを、「Biting Their Little Heads Off」に綴りました。

............................................................................................................
私はこの一年で多くのことを学んだ。
切ない思いとは何かを知った。愛する人と長いあいだ離れていると、本当に心にぽっかり穴が開くものなのだ。これは単なる比喩的表現ではない。
ブラックユーモアがどういうところから生まれるものかもわかった。普通の人がげっそりして首を振りそうな状況でも、私は笑えるようになった。ブラックユーモアで正気が保てるときもあるらしい。
乗り越えなくてはいけない問題が何かわかっているつもりでも、憂鬱を撥ね退けられないときがあるのも知った。
恐怖も知った。安全な自分の家の中にいても、恐ろしく不安になることもあるのだと……電話のベル、ドアがノックされる音に、私たちは脅える。永遠に終わらないように思える時間というものがあるのも知った。
罪悪感や自己嫌悪も知った。「私の」兵士ではないとわかって安心し、次の瞬間、ほっとした自分が嫌になる。代わりに私の知っている、大切な誰かが、私のいちばん恐れている悪夢に突き落とされているというのに。

見ず知らずの人の親切が信じられないほどの効果を与えてくれることも学んだ。リン、あなたにはどんなに感謝しても足りないくらいよ。
「ねえ、私がここにいるよ、私はあなたのことをちゃんと考えているよ」と誰かが言ってくれるだけで、力が出てくるものだとも知った。
「何か私にできることがあったら」という言葉は、何を言えばわからないときに発せられるおざなりの文句ではないことも知った。それに、何も口にしないまま行動で示してくれる人がいることも……

                                          (抜粋)

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

仕事なんだ、悪く思わないでくれ。

◆過去の記事はこちら→ブログ・オブ・ウォー アーカイブ

第五章 戦士たち

この章には、実戦の様子が細かく描写されたブログが集められています。ミリタリーブログならではの、アドレナリン満載の好戦的なブログは後にして、まずはチャールズ・ジーゲンファス大尉が「自分が初めて殺した男」について書いた「From My Position...On the Way!」からご紹介します。

............................................................................................................................
初めて殺した男のことが気になって仕方なかった。人の命を奪ったとか、「人殺しは悪である」的考え方とか、そういうことからじゃない。そうする権利(自己防衛)がなかったというのでもないし、(五歳の子が必ず言うように)「あっちが先にやった」からというのでもない。

初めて殺した男の目を、撃つ瞬間に僕は見てしまったのだ。まともに、その目を。実際そこを狙っていたんだが、そういう問題じゃない。僕がそこに見たのは殉教者の燃える思いではなかった。そこに怒りはなかった。名誉も復讐心も感じられなかった。僕がそこに見た表情、そこにあった感情は、「あ、しまった!」としか言い表しようのないものだったのだ。

その男は銃一挺で銃撃戦に臨んだ。僕は三十挺持っていた。彼の弾丸は九十発くらいだった。僕は三千発以上持っていた。彼の武器は自動小銃。僕はピストルにライフルにマシンガン、グレネードランチャーを、どれも数挺持っていた。そのうえ僕には、彼にないものがあった――十六人の仲間だ。

僕が引き金を引くと引き金が撃鉄を起こし、撃鉄が撃針にぶつかる。点火装置と弾薬に火が点き、弾丸が発射され、そして彼を七十二人のヴァージン(※)のもとへと送り出した。僕が見つめる前で彼は小刻みに震え、そして倒れた。僕の目の前でぴくぴく身体が動いていた。それから僕は燃える家の中に飛び込んで彼を引きずり出した。万一まだ息がある場合に備えてのことだ。再び戻り、次に彼の家族を引っ張り出した。

すべてが終わったあと、僕が本当に戸惑いを覚えたのは(その渦中では何も考えていなかった。ただ動き、身体で反応していただけだ)、自分が何も感じていないということだった。涙も出ない、ため息も出ない。憂鬱すら感じない。嬉しい気分にもなっていなかった。完全に感覚も感情も抜け落ちていて、そのことがものすごくひっかかっていた。

                                          (抜粋)

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

時には、引き金を引かないことのほうが難しい。

◆過去の記事はこちら→ブログ・オブ・ウォー アーカイブ

CounterColumn」のジェイソン・ヴァン・スティーンウィック中尉は、「決断の分析」というタイトルで、リーダーが下さなくてはいけない選択――生かすか殺すか――について綴っています。ある日彼は、頭に赤いスカーフを巻き、銃床のないAK四七を肩にかけている男を見つけました。

..................................................................................................................................
警察官や警備員であれば軍用武器を携帯できるが、この男にはそう特定できる要素がなかった。頭にスカーフを巻いている警察官も、僕はこれまで見たことがない。男は僕たちから遠ざかろうとしていた。背中をこちらに向けているから、差し当たり彼本人に警戒はいらない。

僕が咄嗟に思ったのは、ハンヴィーから飛びおりて「キフ!」(「止まれ!」)と叫び、男を捕まえることだった。だが通信手段のない車でそれはまずい。僕が飛びおりたら後ろの二台は停まるだろうが、残りの車はそのまま行ってしまうだろうから、装甲ハンヴィー一台に僕と救急隊員と牧師だけがとり残される。喧嘩を始めようというときに、それだけの戦力では心もとない。男の仲間がどこかに隠れていて、脇から撃たれるかもしれないという心配もあった。もしも男が「アリババ」――イラク人は反体制勢力をそう呼ぶ――だとすれば、単独行動はしないだろう。

次に頭に浮かんだのは、この場で彼を撃ち殺すということだった。群集のど真ん中で。駄目だ、それもまた愚かな考えというものだ。狙いが定まらない。左手で撃たなくてはいけないだろうし、今は揺れ動く車の中だ。しかも男は市場のすぐ脇にいる。周りには子供がいるし、発砲すればほかの全員が同じ方向へ向かってがんがん撃ち出すかもしれず、そうなればファルージャの二の舞だ。

結局、そのまま男を行かせることにした。僕たちは何の行動もとらなかった。
男に気づいてからその判断を下すまでの時間は、五秒もなかっただろう。

あとで僕は、後ろの席にいたNCOに話をした。「どうなんだろう……もしかしたらあの場で彼を射殺するべきだったのかもしれない」。その言葉をどこまで本気で考えていたのか、自分でもよくわからない。だがそのNCOは言った。「まさか。子供じゃないんですよ。そりゃどっかの馬鹿なガキのやることでしょう。そんなことをしたら大量虐殺が始まっていましたよ。全員一斉に同じ方角に発砲し始めたでしょうからね」

彼の言うとおりだ。
その後、その男はいつもその交差の警備に就いているイラク人だとわかった。彼はそれとわかるアームバンドをしていたが、コートで隠れて見えなかったのだ。
今回は不殺生を選んだことが正しい判断だったわけだ。
今回はね。
                                 (抜粋)

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

イラク初の民主選挙で・・

☆産経新聞6/25に書評が掲載されました!☆
書評全文はこちら


◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ
第一章 龍を討ちに行く者たち
第4回:戸惑いと不安、そして興奮
第5回:愛する人へ
第二章 戦地の生活
第6回:前線作戦基地(FOB)
第三章 癒しを与える者たち
第7回:戦闘救命員(CLS)
第8回:従軍牧師の役割


第四章 リーダーたる者

戦いに参加しているリーダーは皆、多くの決断を下さなくてはなりません。その時点ではちょっとした判断にすぎないと思えるものでも、最終的には生死を分けることになるばかりか、戦争全体の結果にも影響を及ぼす可能性があり、戦闘においてリーダーシップを執ることは、この世でもっとも過酷で、もっとも孤独な任務といえるでしょう。だけど同時に、もっともやりがいのある任務でもあるのです。

イラクでヘリボーン歩兵中隊の指揮を執り、イラク初の民主選挙に立ち会ったダニエル・ブート大尉のブログ「365 and a Wakeup」には、民主制度が誕生する瞬間の様子が描かれています。

................................................................................................................
投票所が開くと、途切れることなくイラク市民が入ってきた。自動車爆弾を防ぐため車で来ることは禁止されていたので、みんな徒歩だ。野原を横切り、椰子の林を抜け、がらんとした道路を少人数ずつまとまってやってくる。みんな笑顔を浮かべ、僕たちが監視に立っているのに気づくとさらに明るい笑顔になってこちらに手を振る。のんびり歩いてくる彼らそれぞれのグループに共通するのは、同じ目的を持つということだけだ。伝統的なディシュカを身につけ、アラビアの昔話からそのまま抜け出してきたような人もいる。西洋の服を着こなし、アメリカのビジネス界に溶け込めそうな人もいる。はたまたジーンズにサンダル、派手なアメリカのTシャツという格好の人もいた。老人が息子たちと一緒に歩いている。母親は子供連れで来ていた。友達同士、肩で風切って、楽しげに喋っているグループもいる。

そんなふうに、切れ目なく続く人の波を眺めるうちに午前中が過ぎていった。投票所に入っていった人たちは、やがて笑顔で出てきて、インクのついた親指を掲げて見せる。会場周辺一帯が、何キロも離れたところから一票を投じるためにやってきた人々で沸き返っていた。やがて太陽が頂点に達し、焼けつくような日差しを浴び始めたころ、イラク兵のひとりが深刻な表情で駆け寄ってきた。彼は息もつかずに何かまくし立て、ついてくるようにと盛んに手ぶりをする。僕は何人か兵士を連れ、投票所から二、三百メートルほど離れたコンクリート塀まで一緒に行った。そこには不安げな様子のイラク兵たちが集まっていた。実を言えば僕はそこに行くまで、もっと氷が欲しいとか、何かその手の物質的な要求をされるものと思っていた。だから彼らの訴えを聞いて驚き、下衆の勘ぐりに近いことをした自分が恥ずかしくなった。彼らが僕を呼び出した理由は、投票所で係員のひとりが選挙民に圧力をかけようとしていると心配してのことだった。状況を説明する彼らの瞳は熱意に輝き、声は高ぶって震えていた。自由で公平な選挙を行いたいという意気に燃えるこの兵士たちを見たとき、僕は生まれたばかりの民主主義をイラクの人たちがどれほど必死に守ろうとしているか、初めて本当の意味で理解した。イラク警察官をひとり呼び、問題の係員と監督官を連れてきてもらった。ふたりが現れると、兵士らは一斉に声を上げて責め立てた。僕は少し黙っているように手で合図し、みんなが静かになると、中立の立場を保つことがどんなに重要であるかを監督官に説明した。係員はうつむき、明らかに自分を恥じているようだった。監督官はスタッフの行動にしっかり目を配ると約束した。そしてふたりは投票所に戻っていき、兵士たちは僕の即席の民主主義訓話で、熱の入りすぎた係員が当面おとなしくなり、公平な態度をとってくれると安心したらしかった。
                                   (抜粋)
................................................................................................................

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

従軍牧師の役割

☆続いて、本日発売の「週刊読書人」6/29号に、書評が掲載されました!☆


◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ
第一章 龍を討ちに行く者たち
第4回:戸惑いと不安、そして興奮
第5回:愛する人へ
第二章 戦地の生活
第6回:前線作戦基地(FOB)
第三章 癒しを与える者たち
第7回:戦闘救命員(CLS)


「従軍牧師」と聞いて、どのような牧師を思い浮かべるでしょう。
民間牧師とは違って彼らは、兵士たちに精神的な導きを与える任務だけでなく、参謀将校として司令官に助言をする任務も帯びています。

従軍牧師のブラッド・ルイス(大尉)は、「Training for Eternity」の中で、戦闘に出発する前の晩に兵士たちに祈りを捧げて回ったあとに訪れる、彼自身の精神の戦いについて書いています。

................................................................................................................
そのあと、戦場の牧師にとって何より困難な時が訪れます。進軍の音が遠ざかり、夜の闇が遺体袋のように帳をおろすころ、私はほとんどの人が経験することのないであろう苦しみの中にひとり、とり残されるのです。私との戦い、私の信仰との戦いです。自分個人の戦いであり、心と魂の、結末のない戦いなのです。ひとり暗闇で私は祈ります。自分の役割を満足に果たせていますように。私の祈りが届いて、私の息子たちが無事に戻ってこられますようにと。私の祈りに熱意や誠意が足りなかったら、あるいは短すぎたら、誰かが今夜死んでしまうことになるのではないか? 私はふさわしい文句を使っただろうか、ふさわしい振る舞いをしただろうか? 私の行ったことのために誰かが何かを失うことになったりしたら? それが従軍牧師の心の戦いです。ほぼ毎晩戦っているのです。これほどの重みには、地球を支えるアトラス(※)だって押しつぶされてしまうでしょう。

そのようにして問いかけ、悩み、命の重みに耐え切れなくなりそうなとき、その闇をまっすぐに貫いて、神からひとつのシンプルな答えがもたらされるのです。私は自分の役割を果たしたのだ、もう心を穏やかにして、神に任せればいいのだ、と。私は牧師であり、神ではない。そして私は、彼らが戻ってくるまでのあいだ、絶えず無線に耳を傾けて祈り続けます。私の兵士の命と魂のために、神が素晴らしい御業をもたらしてくれるはずだと信じて。

このように、私の勤めはもっとも困難なものではないかもしれませんが、やはり苦しいものではあるのです。息子たちと一緒に戦いに赴きはしなくとも、私が彼らのために戦っていることは間違いありません。そして私たちは肉体的にも精神的にも戦い続けます。この闘争が終わり、戦争に勝利を収めるまで。そのとき私たちは家族の笑顔が待つ故郷に戻ることができるでしょう。そしてそのとき神は審判を下されるのです。

※アトラス
ギリシャ神話に登場する、天空を支える巨人神。

                                   (抜粋)
................................................................................................................

一昨日、改正イラク特措法が成立し、航空自衛隊の輸送活動の期限が2年間延長されました。イラクから撤退する国が多い中、日本がアメリカの支援を継続する決断を下したことについては、どんな理由があるにせよ残念な思いでいっぱいです。

私たち日本人は、ほとんどが戦争を知りません。少しでも戦争を身近に感じ、真摯に考えられるよう、この本が役に立てばと心より祈ります。

牧師さまも祈ってくれていますように・・


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

紹介御礼!

sXs4WUvtT6UtTT54342WssTs4vTWvX8u5.jpg


bnr_mili_125.gif


月刊ビデオサロン(玄光社)と
ミリタリーブログの総合サイト、その名も「ミリタリーブログ」で
ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争』が紹介されました☆

ありがとうございます~!

戦闘救命員(CLS)

◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ
第一章 龍を討ちに行く者たち
第4回:戸惑いと不安、そして興奮
第5回:愛する人へ
第二章 戦地の生活
第6回:前線作戦基地(FOB)


第三章 癒しを与える者たち

ここには、医師、看護師、衛生兵、戦闘救命員、従軍牧師など、戦場や手術室で、人の命を救うために戦っている兵士たちのブログが収録されています。

陸軍特技兵のニック・カデマートリーは、戦闘救命員(※CLS)として戦闘中に自分の所属部隊の救命に当たりました。彼は、救護ヘリに負傷者を引き渡し、重責から解放された瞬間の感情を、自身のブログに吐露しています。

※CLS
通常の兵士よりは救急治療の訓練を積んでいるけれど、衛生兵ほどの進んだ訓練までは受けていない兵士のこと。

...................................................................................................................
「大丈夫。銃座につく」と僕は言った。
すごく腹が立っていた。彼に飲ませた水のボトルを蹴飛ばす。それを見ても、誰も何も言わなかった。僕は泣きそうになっていた。ああ僕は平気だ。
びりびりになったあいつの戦闘服を掻き集めてハンヴィーに放り込む。どこが平気なんだよ。戦闘服は血に染まっていた。
平気なわけねえだろう。
めちゃくちゃだ、何もかも最悪だ、最悪だ、ちきしょう。
ラマダンなんかクソだ、自爆テロもクソ喰らえだ。クソだ、クソだ、みんなクソだ。

僕は銃座に向かった。少し考える時間が欲しかった。銃座についていれば、泣き出したとしてもまともに顔を見られないで済む。銃座に座った。こうしていれば、もしチャンスが飛び込んできたら、もし指示が入ったら、可能なかぎりの、最大最悪の損害を与えてやれる。銃をぶっ放して、自分がすっきりしたいんだ。

だけどそんなチャンスは巡ってこなかった。誰かに償わせたい。あいつはまだ二十歳で、もっと若い恋人だっているのに。
たぶんあいつは、もう二度と目が見えなくなるんだ。
何で僕はあの場に居合わせてしまったんだ。
ああするべきじゃなかった、こうすればよかったということがあまりにたくさんありすぎる。
僕の手を握りしめていた彼の手、それを思うと胸が張り裂けそうだった。
僕は駄目だ、最低だ。

そしてようやく僕は自分の狭い兵舎に戻る。僕は無事だ、一応。
部隊の人たちみんなが、階級のいちばん上からいちばん下まで、「よくやった」と声をかけてきて、褒章(僕にだ)がどうのという話をする。僕が今考えられることといえば、自分がどこかでへまをして、そのせいで彼が苦しんでいるということだけなのに。どこでどうへまをしたのかはわからない、だけど間違いなく僕はどじを踏んだんだ。僕は平気じゃない。だけどおかしくなってもいない。僕はまだここにいる。まだ完全にもとに戻ってはいないけど……でもぼろぼろになってもいない。物事を単純にしておいてくれないか、僕が何も考えず戦いに出ていけるように。こんなことに負けず、この仕返しができるように。ほとんどの兵士はお国のために戦ってなんかいない。金のための戦いも、神のための戦いも存在しない。お互いみんなのために戦っているだけだ。なぜなら、僕らはこのクソ溜めに一緒に放り込まれた仲間だから。

僕は今の僕にとっていちばん家庭に近い場所に戻った。あいつは大丈夫だよ、とみんな言う。助かるさ。ドイツに行けるよ。また見えるようになるって。あいつの両目と鼻の横には爆弾の破片が突き刺さっていた。僕がやったことがすべて正しかったのかどうかわからない。だけど少なくとも、命はとりとめた。でも褒章となると、どうなんだろう。そんなこと言われてもどう答えればいいのかわからない。そんな称賛には実際耐えられないような気がする。耐えられない……なんだかよくわからないよ。とにかく身体を動かしていなきゃ駄目だ。これから何日かは、そうやって身体を休ませずにいようと思う。自分の頭の中をきちんと整理するために。
でも今は……今はシャワーを浴びて眠るのがいちばんだろう。

                                         (抜粋)


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

前線作戦基地(FOB)

◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ
第一章 龍を討ちに行く者たち
第4回:戸惑いと不安、そして興奮
第5回:愛する人へ


第二章 戦地の生活

戦地では、前線作戦基地(FOB)が兵士たちの生活拠点となります。
「基地」といっても、最近ではトレーニングジムや食堂、レクリエーション広場、映画館なども完備した、大規模で快適なFOBも登場しているようです。

テイラー・アレン・スミスは、ブログ「American at Heart」で、FOBでの様子を教えてくれています。
..............................................................................................................................
さてFOBとは何か? まずこれは前線作戦基地(Forward Operating Base)の略だ。いろんなものが集まった場所で、どのFOBにいるかによって、そこでの生活はかなり違ってくる。僕のいるFOBはかなり快適だ。130平方キロメートルくらいの広さ。かなり大きい。大きな空港もあり、食堂(DFAC)も広くて、兵隊も多い。ここには陸軍と空軍両方の人員がいて、別々だが同等だ。陸軍のジムも空軍のジムもある。販売部(PX)には何でもあり、生鮮食品、スナック、服や靴、衛生品、雑誌に本、DVD、電気製品、ビデオゲーム、ちょっとした器械など、必要になりそうなものはまず間違いなく揃う。基地内では外国人がマッサージ・サロンや美容院に床屋、絨毯の店とか、様々な店を出している。月に一度は、「バザール」と呼ばれるものが開かれる。この言葉が正確に意味するところはよくわからないけど、とにかくこの日は現地のイラク人が市場の品物を売りに来るのだ。まさしくどんなものでもすべて並んでいる。DFACに飽きたらバーガーキングやピザハットもある。

休日、すごく暑いと、僕たちはプールに寄る。そうなんだよ、ここにはプールもあるんだ。殺菌されているからきれいだ。週に一回くらいは泳ぐ。短時間でもプールで遊んでると、「ほぼ」民間人に戻った気分になれる。ここではみんな、とんでもなく馬鹿なことをやって、自分たちが人間だということを忘れないようにしているんだ。僕とルームメイトのひとりは"Old Navy"のスウェットパンツを持っていて、部屋ではしょっちゅうそれを穿いてる。僕は野球帽を被るのも好きだ。そうやって、ケブラーのヘルメットを着用すべきだってことを忘れていたいんだ。そういうちょっとしたことのおかげで正気を保っていられるんだよ。
(抜粋)

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

愛する人へ

◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ
第一章 龍を討ちに行く者たち
第4回:戸惑いと不安、そして興奮


派兵期間は最長で18ヶ月。
召集を受けた兵士たちは、出発までのわずかな時間に、家族や恋人、友人たちと挨拶を交わし、別れを惜しみます。


ジェイ・ツァーガ(カイレスティス)「Makaha Surf Report」
「ジャン、愛する妻、ぼくの命。誰よりも君がいちばん辛いはずだ。これで三度目だね。イラクに行ってもぼくには何も悪いことは起きない、無理にでもそう信じてくれって、また君に頼むことになってしまった。三度もぼくは君と猫と犬たちを置きざりにして、わずかでも世界を良くすることが自分にもできるなんていうドン・キホーテまがいの信念を追いかけようとしている。三度も君にやりくりを任せ、家の中のことから何から、たったひとりの人間に背負わせてはいけないようなことまで押しつけて。結婚記念日の七回のうち三回も君をひとりにしてしまったのも、ぼくがこういうことに自分を捧げてしまったからだ。君にはとにかく感謝の言葉しかない、ありがとう! ぼくは永遠に君を愛し続ける――。」


サラ・エリザベス・ウォルター「Trying to Grok
「私は縫い物に追われ、夫は荷物を詰めてはとり出して詰めなおし、そこらじゅうにいろんなものを放り出しながら、14ヶ月分の持ち物をダッフルバッグひとつとリュックサックひとつにどうやったら詰め込めるのかと必死に考えていた。ベッドに入るときは悲しかったけれど、明日の朝起きるときには強い気持ちでいようと約束し合った。

夫は朝4時半に集合だが、私は8時まで行く必要がない。着替えて部屋に戻ってきた彼が行ってきますのキスをしてくれたとき、腿にピストルのホルスターがあるのを見て、これは現実なのだと思った。彼が出ていったあと、もう一度起きて支度をしようとしたとき、彼はこの先一年以上も帰ってこないのだと改めて思った。彼の汚れた服を、いつまでベッドルームの床に置きっ放しにしておけるだろう? いつになったら、リュックに入り切らなかった茶色のTシャツや日焼け止めをすべて片づける気になれるんだろう――?」

                                        (抜粋)


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

戸惑いと不安、そして興奮

◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ


第一章 龍を討ちに行く者たち

この章には、動員がかけられた直後から戦地へ赴くまでのあいだに投稿された、7つのブログが収められています。まずは、召集を告げられた瞬間の心情をつづった、スコット・ケーニッグ海軍予備役大尉のブログ「Citizen Smash―the Indepundit」から、その一部をご紹介しましょう。

..................................................................................................................

ひとりがようやく口を開き、全員が知りたいことを訊ねた。
「我々の行く先はどこですか?」
「それは答えられない」
全員、頭の中では、いつかこういうことになるとわかっていた。1年前のあの恐ろしい火曜の朝(※9.11ニューヨーク同時多発テロ)以来、僕らはその言葉を待っていたとも言える。教練はすべて、そのいつかのために備えてきたものだ。書類上の準備はできていた。だが本当の意味でその日のための準備などできるわけがない。戦闘に巻き込まれる可能性のある場所へ自分が送られると知らされる日が、実際に訪れるなんて。

現実を突きつけられた瞬間ではあったけれど、同時に沸き立つような感覚も覚えた。当然これからの数ヶ月が楽しいはずはない。妻や家族や友達から切り離されるのは、嬉しくはない。実際に仲間の何人かが戻ってこられないかもしれないと思うと不安でもあった。いざ戦争となれば、辛いこと、悲しいことが必ずつきまとい、そして多くの人の命が失われる――僕にとってとてつもなく大事な人たちも、その中に含まれるかもしれない。

そうわかっていても、僕は少しわくわくしていた。これはいつもの演習とは違う。ありふれた航海訓練ではないのだ。僕らは任務を帯びている。長いあいだ、きつい訓練を続けてきたその成果を、今こそ見せるのだ。それに、これはつまり、忌まわしい独裁者をこの世界から排除する手助けができるということではないか。

                                            (抜粋)

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

『ブログ・オブ・ウォー』 タイトルバナー


リンクフリーです。
ご自由にお使いください。

※指定リンク先:http://www.mediasoken-publish.net/blog/

プロローグ

第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ


「六月三日火曜日、僕がオフィスで仕事をしているとデスクの電話が鳴った。
ジョンからだった。僕とマット・シュラムの共通の友人である。僕たち三人は何年も前に軍で知り合い、それ以来ずっと連絡をとり合っていた。ジョンは僕に、ちゃんと座って聞いてくれと言った。それから、マットがイラクで死んだと言った。その瞬間の衝撃から我に返ると、僕は最後まで話を聞き、ジョンの奥さんのパティと一緒にマットの葬儀に出ると約束した。ジョンは特殊作戦本部を空けられないため葬儀には出席できなかった。

電話を切ると僕はオフィスのドアを閉め、もう一度椅子に腰をおろし、そして泣いた。
葬儀のとき、マットから届いた最後の手紙やEメールを遺族が見せてくれた。思ったとおり、どれも力強く前向きなメッセージだった。自分のしていることは正しいとマットは信じていた――イラクをサダム・フセインの手から解放するのだと。

シュラム少佐の部隊には取材記者を乗せた車が続いていた。銃撃戦が始まるなり記者の車はUターンし、死に物狂いで逃げ出した。マットが敵にぶつかっていかなかったら、記者も運転手も生きて帰れはしなかっただろう。だがその記者は、僕の素晴らしい友人マットのことを、彼の命の恩人のことを、いっさい記事にはしなかった。それは「ニュース」ではないからだ。

僕はこの出来事をこのままにしておいていいのかと数週間考えた。こういうことが起きたと僕は知っている。世間に知らせるべきではないのか、と思った。そして六月十八日、僕は「Blackfive」というブログを始めた。」
                                            (抜粋)


バーデン氏がBlackfiveを開設したのは2003年6月18日。兵士のインターネット・アクセスは士気高揚につながる、と考えられていた時代です。その後は次第に機密の漏えいが問題視されるようになり、ついに2005年半ば、軍上層部は作戦保全(OPSEC)規定を修正、安全保障上の理由からブログを検閲し、制限を加えることを決定しました。主に2003年から2005年に投稿されたブログが収録されている本書は、兵士たちの「本音」を知る貴重な資料と言えます。


マシュー・カリアー・バーデン(Matthew Currier Burden)
17歳で入隊し、2001年7月にアメリカ陸軍予備役少佐の階級で退役。国防情報局情報分遣隊副司令官として加わった最後の任務で、彼の部隊は軍事情報の収集・分析手法を改革した功績を認められ、統合勲功部隊感状を授与されている。シカゴ大学で理学修士(コンピュータ科学)取得、学部賞受賞。イラクで友人を失ったバーデンは、「テロとの戦い」に向かった兵士たちを支援しつつ彼らの物語を伝えようと、2003年半ばBlackfiveを開設。Blackfiveはたちまち人気ブログとなり、多くの人に読まれ、リンクに加えられるようになった。全米ブログ・アウォードではベスト・ミリタリー・ブログ賞を3年連続で受賞している。


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ

第1回:ミリタリー・ブログとは?


「良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ。そして著者が強調するように、ニュースでは伝えられない、だがニュースよりも速く伝わる、現場の生の声である。ブロガーたちには政治家の詭弁も評論家の視点も要らない。彼らはただ、実際に自分が目にしたものを、実際に身体で体験したものを語る。地べたに立つ彼らに見えるのは自分たちの周辺だけだ。そこには笑える日常もあり、そして重たい真実も混じっている。」


これは、訳者さんが書いてくださった「あとがき」の、最初のパラグラフ。
この本のメッセージは、まさにこのパラグラフに凝縮されています。
アメリカは正しいと信じ、イラクの人々をフセインの手から解放するのだと正義に燃えて出征するも、生々しい戦場を体感し、やがて「戦争は戦争でしかない」と悟り、大義を見失っていく兵士たち。「派兵が決まってから帰還するまで」にわたる、兵士たちの、そして家族や恋人たちの心情が、ここには赤裸々に綴られているのです。ブログという誰でも即時に発信できる媒体だからこそ、とてもリアルに。

収録されている63のエピソードは、出身も経歴も異なるミルブロガーたちの手によってばらばらに描かれたものです(複数回登場している場合もあり、計57人)。しかしながら目次をご覧いただければお分かりのとおり、出征→戦地の生活→帰還という流れでまとめられているせいか、この本はまるで一本の群像劇のよう。読み終わると兵士たちとともに歩んできたような、不思議な感覚に見舞われます。


<目次>

第一章  龍を討ちに行く者たち
第二章  戦地の生活
第三章  癒しを与える者たち
第四章  リーダーたる者
第五章  戦士たち
第六章  銃後を守る英雄たち
第七章  帰らぬ者
第八章  帰郷


次回はいよいよ、プロローグ。
編著者マシュー・カリアー・バーデンが、なぜBlackfiveを始めたのか。
それは、親しい友人の死がきっかけでした。


ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ミリタリー・ブログとは?

こんにちは、編集部です。

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争』が発売されてはや数日。お蔭様で続々と追加注文をいただき、好調な滑り出しを見せています! この場を借りまして、心より御礼申し上げます。

とはいえ、当然まだ手に取っていない方々もいらっしゃるでしょうから、これからここで本書の内容をちょっとだけご紹介していこうと思います。少しでも興味を持ってくださっている方、どうか楽しみにお付き合いくださいませ。

まずは手始めとして、「ミリタリー・ブログ」という言葉から。
やや耳慣れないかもしれませんが、ミリタリー・ブログとは、その名前のとおり軍事関係のブログ全般を言います。ミサイルや兵器を紹介する武器百科のようなブログにくわえ、テクノロジーが発達した現代では、実際に戦場にいる兵士たち自身がブログを開設し、自分たちが見たもの体験したものをその場から即時に発信するようになりました。家族や恋人と連絡をとり合うにもリアルタイムで交信できるブログは最適と、多くの兵士が活用しているわけです。

個人のブログを紹介するマスターブログも登場しています。
とりわけ、全米「ブログ・アウォード」ベスト・ミリタリー・ブログ賞を3年連続で受賞したほどの人気を誇っているマスターブログが「Blackfive」。そのBlackfiveに寄せられた多数のブログから63のエピソードを厳選して抽出し、編纂したものが本書です。

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

内容紹介

弊社の新刊『ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争』について、少しずつ内容をご紹介してまいります。

ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争
マシュー・カリアー・バーデン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

新刊『ブログ・オブ・ウォー』近日発売

今年度の一冊目となる新刊『ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争』、近日発売です。

米国ブログ・アウォードで2年連続受賞の有名ミリタリー・ブログを書籍化したもの。アフガニスタン~イラクへ派兵された米兵やその家族などがリアルタイムで綴った生々しい肉声が収録されています。

書店には5月22日以降に並び始めます。オンライン書店での予約は現在準備中。もう少々お待ちください!

BLOGOFWAR_COVER.jpg

ネイティブが教える英語表現辞典 増刷

2004年の発行より、派手ではありませんが着実に売れ続けている『ネイティブが教える英語表現辞典』。おかげさまでこのたび増刷が決まりました。これで5刷を数えることになります。

弊社の長年にわたる翻訳会社および翻訳者養成のための教育機関としての実績から得たノウハウを結集しておりますので、英語で文章を書く機会のある方でしたらどなたにも役に立つ一冊だと思います。これを機に、ぜひ手にとっていただければと思います。

ネイティブが教える英語表現辞典ネイティブが教える英語表現辞典
メディア総合研究所語学教育センター


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

新年の営業を開始しました

本日より、2007年度の営業を開始いたします。
本年もよろしくお願いいたします。

メディア総合研究所 出版部サイト開設

株式会社メディア総合研究所出版部は、2006年12月27日にサイトを開設いたしました。

従来は本社サイトの一角にありましたが、更新頻度が低くてなかなかリアルタイムな情報をお届けできずにいたので、今回出版部サイトを独立して開設。今後はこちらでなるべくヴィヴィッドな情報をお知らせしていきます。

田口和裕『大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ編』発売中

今週から、田口和裕『大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ編』が書店に並んでいます。
書店で見かけた方は是非手に取ってみてください。

『大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ編』まもなく発売!

田口和裕『大人のカスタマイズ旅行術・アメリカ編』は12/11発売。

amazon丸善セブンアンドワイなどで注文が可能になっています!