「私の」兵士ではないとわかって安心した

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第六章 銃後を守る英雄たち

この章は、母国アメリカで兵士たちの帰りを待つ家族や恋人たちが書いたブログが収録されています。

夫の帰国を間近に控えていたウェンディ・マーは、夫がアイオワ州兵としてアフガニスタンに派兵されていた十八ヶ月のあいだに学んだことを、「Biting Their Little Heads Off」に綴りました。

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私はこの一年で多くのことを学んだ。
切ない思いとは何かを知った。愛する人と長いあいだ離れていると、本当に心にぽっかり穴が開くものなのだ。これは単なる比喩的表現ではない。
ブラックユーモアがどういうところから生まれるものかもわかった。普通の人がげっそりして首を振りそうな状況でも、私は笑えるようになった。ブラックユーモアで正気が保てるときもあるらしい。
乗り越えなくてはいけない問題が何かわかっているつもりでも、憂鬱を撥ね退けられないときがあるのも知った。
恐怖も知った。安全な自分の家の中にいても、恐ろしく不安になることもあるのだと……電話のベル、ドアがノックされる音に、私たちは脅える。永遠に終わらないように思える時間というものがあるのも知った。
罪悪感や自己嫌悪も知った。「私の」兵士ではないとわかって安心し、次の瞬間、ほっとした自分が嫌になる。代わりに私の知っている、大切な誰かが、私のいちばん恐れている悪夢に突き落とされているというのに。

見ず知らずの人の親切が信じられないほどの効果を与えてくれることも学んだ。リン、あなたにはどんなに感謝しても足りないくらいよ。
「ねえ、私がここにいるよ、私はあなたのことをちゃんと考えているよ」と誰かが言ってくれるだけで、力が出てくるものだとも知った。
「何か私にできることがあったら」という言葉は、何を言えばわからないときに発せられるおざなりの文句ではないことも知った。それに、何も口にしないまま行動で示してくれる人がいることも……

                                          (抜粋)

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マシュー・カリアー・バーデン


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