☆続いて、本日発売の「週刊読書人」6/29号に、書評が掲載されました!☆
◆まずはこちらから↓↓↓
第1回:ミリタリー・ブログとは?
第2回:良くも悪くも、ここにあるのは「本音」だ
第3回:プロローグ
第一章 龍を討ちに行く者たち
第4回:戸惑いと不安、そして興奮
第5回:愛する人へ
第二章 戦地の生活
第6回:前線作戦基地(FOB)
第三章 癒しを与える者たち
第7回:戦闘救命員(CLS)
「従軍牧師」と聞いて、どのような牧師を思い浮かべるでしょう。
民間牧師とは違って彼らは、兵士たちに精神的な導きを与える任務だけでなく、参謀将校として司令官に助言をする任務も帯びています。
従軍牧師のブラッド・ルイス(大尉)は、「Training for Eternity」の中で、戦闘に出発する前の晩に兵士たちに祈りを捧げて回ったあとに訪れる、彼自身の精神の戦いについて書いています。
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そのあと、戦場の牧師にとって何より困難な時が訪れます。進軍の音が遠ざかり、夜の闇が遺体袋のように帳をおろすころ、私はほとんどの人が経験することのないであろう苦しみの中にひとり、とり残されるのです。私との戦い、私の信仰との戦いです。自分個人の戦いであり、心と魂の、結末のない戦いなのです。ひとり暗闇で私は祈ります。自分の役割を満足に果たせていますように。私の祈りが届いて、私の息子たちが無事に戻ってこられますようにと。私の祈りに熱意や誠意が足りなかったら、あるいは短すぎたら、誰かが今夜死んでしまうことになるのではないか? 私はふさわしい文句を使っただろうか、ふさわしい振る舞いをしただろうか? 私の行ったことのために誰かが何かを失うことになったりしたら? それが従軍牧師の心の戦いです。ほぼ毎晩戦っているのです。これほどの重みには、地球を支えるアトラス(※)だって押しつぶされてしまうでしょう。
そのようにして問いかけ、悩み、命の重みに耐え切れなくなりそうなとき、その闇をまっすぐに貫いて、神からひとつのシンプルな答えがもたらされるのです。私は自分の役割を果たしたのだ、もう心を穏やかにして、神に任せればいいのだ、と。私は牧師であり、神ではない。そして私は、彼らが戻ってくるまでのあいだ、絶えず無線に耳を傾けて祈り続けます。私の兵士の命と魂のために、神が素晴らしい御業をもたらしてくれるはずだと信じて。
このように、私の勤めはもっとも困難なものではないかもしれませんが、やはり苦しいものではあるのです。息子たちと一緒に戦いに赴きはしなくとも、私が彼らのために戦っていることは間違いありません。そして私たちは肉体的にも精神的にも戦い続けます。この闘争が終わり、戦争に勝利を収めるまで。そのとき私たちは家族の笑顔が待つ故郷に戻ることができるでしょう。そしてそのとき神は審判を下されるのです。
※アトラス
ギリシャ神話に登場する、天空を支える巨人神。
(抜粋)
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一昨日、改正イラク特措法が成立し、航空自衛隊の輸送活動の期限が2年間延長されました。イラクから撤退する国が多い中、日本がアメリカの支援を継続する決断を下したことについては、どんな理由があるにせよ残念な思いでいっぱいです。
私たち日本人は、ほとんどが戦争を知りません。少しでも戦争を身近に感じ、真摯に考えられるよう、この本が役に立てばと心より祈ります。
牧師さまも祈ってくれていますように・・
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